2009/05/10 [23:13] (Sun)
【その他版権】pop'n
・簡単なキャラ設定。
名前→ディオ(Dio)
性別→男
年→不明
外見年齢→十代後半~二十歳前後
一人称→オレ
感受性が高く、絶対音感持ち。
神邸に居候中orアパートで一人暮らし。
元々は創世のときから存在していた小さな神の一人。
ポップンワールドの神だからという理由だけでなく心から音楽を愛している。
・設定的な小話
気に入った小さな村を守護しながら村人たちと仲良く暮らしていた。
しかし、音楽好きは周知の事実。世界音楽巡りの旅に出たいと漏らした独り言を聞かれ、守護を失う事を恐れた村人たちに閉じ込められ、光も音も取り上げられた。
長い年月が過ぎ、ただ絶望の中にいた時久方ぶりに光を見た。
目隠しが外れた訳でも、地下深くに陽光が降り注いだ訳でもなく、頭の中に光が溢れた。
――まさかこんなとこにいるとはな。
直後全身を満たした音――久方振り過ぎて音だと認識するのに時間がかかった――に視界が開き、光に包まれて見下ろす少年のヴィジョンを見る。
たなびくマフラー、宇宙と同じ色をした不思議な服。
サングラスの奥から向けられるのは穏やかな視線。
――この星はもう終わる。来るか?
迷わずに頷いた。
音の奔流。拘束していたすべての呪縛が解き放たれていく感覚。
伸ばされた腕、伸ばした腕。引っ張り上げられて、次に見たのは星の光。
少年は眼下の星を見下ろして悲しそうに目を伏せる。
「もう、この星は終わる。それすら知らなかったんだな」
「……ああ」
無意識の内に、唇が音を紡ぎ出す。
終わり往く命へ、魂鎮のレクイエム。
意外そうな顔をした少年は、しかし音を被せてきた。重なり合うメロディ、紡がれる想い。
彼の声は不思議で、ゾクゾクと全身が総毛立つ。
やがて命が消えていく。
その様子を最後まで見守って、少年は視線をこちらに向ける。
「気付いてやれなくて、悪かった。まさか、あんな」
「いや、こうして音に触れられただけで満足だよ」
「そうか」
沈黙した惑星を見下ろす。かつて愛したもの達が暮らした星。
様々な音に溢れていた、星。
「そういや、どちらさん?お前みたいな神は知らないんだけど」
「ん?俺はMZD。この世界の創造者だ」
「は?」
信じられなかった。けれど疑念も僅か一瞬。
歌だ。
彼の歌を聴いたから分かる。
「わーお。まさか、“MZD”とはね」
「なんだよ、その目」
「いーや。サンキュー、礼言っとくわ」
・簡単なキャラ設定。
名前→ディオ(Dio)
性別→男
年→不明
外見年齢→十代後半~二十歳前後
一人称→オレ
感受性が高く、絶対音感持ち。
神邸に居候中orアパートで一人暮らし。
元々は創世のときから存在していた小さな神の一人。
ポップンワールドの神だからという理由だけでなく心から音楽を愛している。
・設定的な小話
気に入った小さな村を守護しながら村人たちと仲良く暮らしていた。
しかし、音楽好きは周知の事実。世界音楽巡りの旅に出たいと漏らした独り言を聞かれ、守護を失う事を恐れた村人たちに閉じ込められ、光も音も取り上げられた。
長い年月が過ぎ、ただ絶望の中にいた時久方ぶりに光を見た。
目隠しが外れた訳でも、地下深くに陽光が降り注いだ訳でもなく、頭の中に光が溢れた。
――まさかこんなとこにいるとはな。
直後全身を満たした音――久方振り過ぎて音だと認識するのに時間がかかった――に視界が開き、光に包まれて見下ろす少年のヴィジョンを見る。
たなびくマフラー、宇宙と同じ色をした不思議な服。
サングラスの奥から向けられるのは穏やかな視線。
――この星はもう終わる。来るか?
迷わずに頷いた。
音の奔流。拘束していたすべての呪縛が解き放たれていく感覚。
伸ばされた腕、伸ばした腕。引っ張り上げられて、次に見たのは星の光。
少年は眼下の星を見下ろして悲しそうに目を伏せる。
「もう、この星は終わる。それすら知らなかったんだな」
「……ああ」
無意識の内に、唇が音を紡ぎ出す。
終わり往く命へ、魂鎮のレクイエム。
意外そうな顔をした少年は、しかし音を被せてきた。重なり合うメロディ、紡がれる想い。
彼の声は不思議で、ゾクゾクと全身が総毛立つ。
やがて命が消えていく。
その様子を最後まで見守って、少年は視線をこちらに向ける。
「気付いてやれなくて、悪かった。まさか、あんな」
「いや、こうして音に触れられただけで満足だよ」
「そうか」
沈黙した惑星を見下ろす。かつて愛したもの達が暮らした星。
様々な音に溢れていた、星。
「そういや、どちらさん?お前みたいな神は知らないんだけど」
「ん?俺はMZD。この世界の創造者だ」
「は?」
信じられなかった。けれど疑念も僅か一瞬。
歌だ。
彼の歌を聴いたから分かる。
「わーお。まさか、“MZD”とはね」
「なんだよ、その目」
「いーや。サンキュー、礼言っとくわ」
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